途中までは最高。最近はひどい
一歩が日本チャンピオンになり防衛回数も少ない時は、試合の描写や試合に向けての伏線や相手の対策など、ボクサーの試合の苦労が描かれていて、その事が試合をより面白くしていて、とても素晴らしい作品だった。主人公だけではなく、サブキャラクターのストーリーにもスポットライトが当たり、それが一歩とは違う魅力があり作品をより魅力的にしていた。会長の若い頃の話や鷹村のブライアンホーク戦は必ず読んで欲しい!このあたりまではコミックを毎回買っていたが、ここ数年はコミックを買っていない。
一歩の防衛が回を重ねる毎に、一歩が強くなり過ぎて試合にドキドキ感がなくなっていった。日本タイトルを返上してからは作者がどこに目標を置くのか分からず、一歩がどこを目指しているのか分からなくなった。最近はページ数も少なくなり、一歩がパンチドラッガーなのかでずっと引っ張りストーリーが進まなくなってしまったので、読むのをやめてしまった。
やめ時を間違ってしまったように感じる。何度かチャンスのあった宮田戦を実現出来ていれば、最高のままボクシングマンガの傑作になれただけに残念。終わりかたが最後まで描かれず、試合開始ゴングで長い間ありがとうございました。でも、今のようにダラダラ続けて行くよりは数倍良かったと思う。