子供も大人も楽しめるアニメ
キャラクターが個性的で、ストーリーが深い。起承転結がはっきりしているので子供にもわかりやすい。たまに入るギャグもわかりやすいと思う。
主人公自身が強くなるというよりは、他のキャラクターとのかかわりを持って、目標を達成する点、友情・努力という部分にフォーカスし、友情・チームワーク・仲間を大切にする点は、子供にも大人にも共感できる部分である。
感動する名シーン、例えば有名な「もしまた会えたらもう一度仲間と呼んでくれますか」というキャラクターへ、言葉ではなく、麦わらの一味全員が片手を挙げて示す、このワンシーンは、友情や絆といった、現代社会に不可欠かつ必須な要素ではないだろうか。
他にも、このアニメの原作はジャンプ連載の漫画だが、原作に忠実にアニメ化されている点は、漫画ファンにとって喜ばしいことである。
現実の歴史をそれなりに反映させている点も、親が子供に見せてもよいと思うアニメのひとつに掲げられている理由だ。現在放送中のシリーズ「ワノ国」は、日本の江戸時代後期を舞台に、花魁道中、鎖国と開国、登場人物の衣装も当然江戸が感じられる。
また、漫画の扉絵の中にストーリーの伏線が組み込まれていて、漫画でもアニメでも伏線までもしっかりと描かれている。