のーぶら

のーぶら

『のーぶら』とは、秋田書店の漫画雑誌『月刊少年チャンピオン』にて2002年2月号から2004年7月号まで連載された川津健二朗による漫画作品である。全31話。単行本は少年チャンピオン・コミックスより全5巻が刊行されている。本作は作者が「川津健二朗」名義で発表した初の連載作品であり、台湾やフランスなど海外でも翻訳出版が行われた。
物語は、東京で一人暮らしを始めたばかりの高校1年生・片岡正人(かたおか まさと)のもとに、幼馴染の野村ユウキ(のむら ユウキ)が居候として現れる場面から始まる。ユウキは一見すると非常に可憐な美少女であるが、その実態は「男のコ」であった。正人は、性別を除けば理想のタイプであるユウキと、才色兼備で全校生徒の憧れの的であるクラスメイト・大空薫との間で、板挟みになりながらも波乱に満ちた日常生活を送ることになる。
本作は、いわゆる「男の娘」キャラクターの先駆け的な作品の一つとして知られており、魅力的なヒロイン(?)と主人公の優柔不断な恋模様を描いたラブコメディである。

onze0521のレビュー・評価・感想

のーぶら
6

「ああ、またか」というベタな作品

優柔不断で至って平凡な主人公、成績優秀でスポーツ万能な優等生のヒロインA、純粋で優しい性格をしたヒロインB、といった感じのベタもいいところの王道ラブコメで、ヒロインBが実は女子ではなく男子というこれまたベタな内容となっています。
それでも主人公の片岡正人が最後は勉強に努力して学校の進学クラスに進んだり、実は男子だったヒロインBの野村ユウキが再び女子として扱われるように署名を集めたりと、単なるヘタレにとどまらず男気を見せるところが良かったです。
また、お色気シーンもなるべく健全にしようとする努力が垣間見え、繊細な美少女を求める読者である私のその要求にヒロインの野村は応じてくれました。正直、野村がいなければこの漫画は(たとえいくら中古でコミックスを全巻揃えられるといっても)全巻読むまではしませんでした。ヒロインAの大空薫は少しはズルい女、性格の悪い女であると面白かったのですが、これが何とどこまでも普通の優等生であり、自分の記憶に残しておくのが若干難しかったと思います。
本当はあまりのベタさから4点がいいところでしたが、野村が可愛くて自分の好みであったため、大マケにマケて6点にしました。