前向きになれる映画
私がインド映画にはまるきっかけになった映画です。インドでは、英語が話せないことで馬鹿にされたり見下されたりするんですね。学校の面談で英語を使えないお母さんのことを恥ずかしく思う娘の姿が、見ていて辛かった。母である主人公はお菓子作りが得意でそれを仕事にして生き生きと働いていても、インドではまだ「家で家事をしてればいい」という考えなんですよね。夫は妻を大事にしているんだけど、なんかもやもや…。
そんなとき、ニューヨークで暮らす姉から娘の結婚の準備の手伝いに来てほしいと言われ、家族に先立ち一人で渡米します。そこで姪と姉たちには内緒で、英会話教室に通います。そこで出会いがあったり…フランス人の男性に思いを寄せられ、恋愛に発展するのか?と少し期待しましたが、そこはさすがの良妻賢母。友人以上にはならないところが、インド映画らしいといえばらしいかな。
最後にサプライズで、結婚式で英語でスピーチします。周りはびっくり。そして馬鹿にしていた娘もママの頑張りに驚き、喜んでくれます。インド映画らしい歌と踊りもあります。お母さん役の女優さんがとてもきれいで、衣装や映像が明るくてとても美しいです。考えさせる映画というより、とにかく楽しくて明るく元気になれる映画です。