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二ノ国への期待
人気のロールプレイングゲームが物語化したのがこの映画です。
この「二ノ国」はゲームを元に、アニメ映画として公開されました。RPGは次から次へとミッションを達成してレベルをどんどん上げていくゲームで、楽しみも大きくスリリングで冒険心があります。それが映画化されたのですから、内容には興味深々です。
主人公は幼馴染の3人の高校生です。そのうちの2人ユウとハルは、いわゆるパラレル・ワールドに引き込まれます。パラレル・ワールドである「二ノ国」には現実世界と同じ人間が存在しているというお話で、このSF的な設定にも興味がわきます。いったい、この「二ノ国」というのはどういう世界で、現実世界とはどのようなつながりになっているのでしょうか。ユウとハルはこの「二ノ国」を旅して、もう一人の幼馴染であるコトナに出会います。このコトナは「二ノ国」ではアーシャ姫であり、一方の命を助ければ、もう一方の命は助からないという非情な選択を迫られることになります。ゲームであれば、この選択により、結末が変わるのでしょうが、映画では結末は1つです。いったい、どういう選択をするのでしょうか。