お前はまだグンマを知らない

お前はまだグンマを知らない

『お前はまだグンマを知らない』とは、井田ヒロトによるギャグ漫画、およびそれを原作としたアニメやドラマ、映画などのメディアミックス作品である。新潮社のウェブコミック配信サイト「くらげバンチ」にて2013年から2019年まで連載された。作者自身が高崎市へ転居した際の体験をベースに、群馬県特有の文化や風習を過剰な演出で描いたコメディ作品。
物語は、チバ県からグンマ県へ転校することになった高校生・神月紀(かみつき のり)が、編入先の真中高校で強烈な郷土愛を持つ生徒たちから洗礼を受ける姿を描く。「グンマから生きて帰った者はいない」という不穏な警告やネット上のネガティブな噂に怯える神月は、こんにゃく等の名産品や歴代総理大臣を敬称付きで呼ぶ独特のルール、さらには隣接するトチギ県やイバラキ県との熾烈な地域間抗争に巻き込まれていく。
2017年には間宮祥太朗主演で実写ドラマ・映画化がされ、2018年にはアニメ化されてる。

kazub1b5のレビュー・評価・感想

お前はまだグンマを知らない
8

グンマにこだわった1作。熱い

ぐんまちゃんのゆるキャラグランプリ優勝やグンマーの野望などのゲームに始まるグンマプチブームに乗っかったといっても過言ではない時期に連載が開始された本作ですが、内容は決してブームだけに乗っかった浅いものではありませんでした。ただし大事なのは本作で出てくるのは群馬県ではなくグンマ県であるということ。あくまで架空のグンマでの物語が展開されていきます。主人公はグンマ県外からやってくるのですが、グンマのグルメや風習だけでなく偉人や学校行事、歴史などに触れていく中で主人公をグンマに染まっていきます。またグンマの中だけでなく、他県とのつながり、日本の中でのグンマの存在がどのようなものなのかを教えてくれる作品でした。たまにアキバ系な(死語)ラブコメになりかけるのですが、そこはこの作者のすごいところ。最後には甘い展開はなく(むしろBL気が強い笑)、しっかりグンマネタに徹するところに感服しました。2019年についに終わりを迎えた本作ですが、グンマプチブームの時期を過ぎても連載を続け、やりきったことは素晴らしいと感じました。これからも折に触れてグンマ漫画を掲載し続けていただければと思います。