ひとり暮らしのOLを描きました

ひとり暮らしのOLを描きました

『ひとり暮らしのOLを描きました』(ひとりぐらしのOLをかきました)とは、黒川依によるショート漫画作品。ひとり暮らしを送る若いOLの、孤独でささやかな日常を描いた作品で、SNS発の漫画として人気を集めた。元々は作者の黒川が自身のTwitter(現:X)に投稿していたイラストや漫画が「不憫かわいい」と話題になり、『WEBコミックぜにょん』での商業連載を開始した。2015年にはオールカラーで、30ページにもわたる書下ろしを収録した単行本が発売。全6巻が刊行され、完結している。
仕事に疲れ、月曜日が嫌すぎて泣いたり、休日にすることがなく部屋でぼんやり過ごしたりと、地味で孤独だがどこか共感できる、1人ならではの虚無感にあふれた生活がコミカルに描かれている。

mikenekoSのレビュー・評価・感想

ひとり暮らしのOLを描きました
7

思わず共感してしまう?ひとり暮らしのOLのプライベート

現代社会で辛い思いをしながら、精神的にギリギリな毎日を過ごすOLさんの漫画です。
場面は基本的に彼女の自室で、出勤前や休日などを描いています。
その姿はとても不便で、みているこちらの胸が痛むほど。共感する人も少なくありません。

第一話のタイトルは「1日目 こんなにいいお天気なのに 会社に行くためのエネルギーを 蓄えているひとり暮らしのOL」
散らかった部屋で目玉焼きのせトーストを食べながら涙を流し、ふとテレビを見れば自分の正座が占いで最下位。なんとか止めた涙が再び流れ、彼女はなんとか会社へ出勤。

1日目に限らず、多くがこのように日常(主に仕事)の存在に苦しめられている毎日を、ただただ耐え忍ぶ彼女の姿はまさに現代人です。

全編カラーで描かれていますが、気持ちの明るさと顔色が連動していて、悲しい時や辛い時は土気色になります。泣いてしまったり、涙も出なかったりしながらも、時々見せる顔色のいい彼女の笑顔は、そのギャップでとても可愛らしく幸せそうに見えます。幸せを願わずにはいられません。

部屋にいつもいるカエルの人形や、たまに出てくる某有名ロボットオモチャらしきものなど、細かいネタに注目してみると意外な発見もあります。