超機動暴発蹴球野郎 リベロの武田

超機動暴発蹴球野郎 リベロの武田

『超機動暴発蹴球野郎 リベロの武田』とは、1991年から1992年まで『週刊少年ジャンプ』にて連載された、にわのまことによる熱血コメディサッカー漫画。埼玉県にある「あけぼの高校」を舞台に、型破りな主人公・武田弾丸(たけだ たま)が「リベロ」として全国大会を目指す物語である。
本作は、スポーツ漫画の枠を超えた破天荒なギャグ描写と、人間離れした超絶的な必殺技が頻繁に登場するのが特徴である。主人公・弾丸はサッカー経験の浅い素人ながら、異常なまでの運動量とボールへの執着心を武器に、最後尾から前線へ飛び出し攻撃に参加する変幻自在の「リベロ」として活躍。作中では、必殺シュート「バズーカ・チャンネル」を筆頭に、格闘技や物理法則を無視したプレーが次々と繰り出される。ライバル校である黄昏学園との死闘や、土砂一高校、風神高校といった強豪とのインターハイ予選での激突を通じて、部は着実に成長を遂げる。予選決勝での敗北やムエタイ部との異種格闘技戦といった波乱万丈なエピソードを経て、物語はJリーグチームとの親善試合、そして弾丸と父・機関銃(きかんじゅう)との親子対決へと加速していく。

white_seraのレビュー・評価・感想

超機動暴発蹴球野郎 リベロの武田
7

「ちょうきどうぼうはつサッカーやろう」と読みます

別作品では格闘漫画を描く作者による、かなりとんでもないサッカー漫画です。
序盤は武田弾丸(たけだたま)のフィジカルのみでフィールドをかき回すプレイが中心でしたが、物語が進むにつれて「バズーカ・チャンネル」という必殺シュートを身につけたことで、少年バトル漫画のような必殺技勝負が多くなりました。

バズーカ・チャンネルとは、脳のチャンネルを切り替えることでバズーカのように強力な威力を持つシュートを放つ技で、フィールドがえぐれるものやボールが踊るものなど、撃つ人間や種類によって様々なパターンがあります。ただ、その反動として一定時間動けなくなったり幼児化したりなど、その内容もまた様々。

そんな人の命すら脅かしそうなシュートのある世界ですが、技を抜きにしても作中では競り合いの最中に審判に見えない位置で相手顔面に肘を入れる選手がいたりと、ラフプレーも多くあります。先述の通り、格闘漫画も得意とする作者の流血描写は本格的で、かなり痛々しいものがありました。

全体的にテンションが高く、どつき合いあり流血ありの激しいギャグシーンも豊富。そんな中でもフィールド上で繰り広げられる真剣なサッカー勝負は、ギャグとシリアスのギャップで引き込まれることが度々ありました。