初恋ゾンビ

初恋ゾンビ

『初恋ゾンビ』(はつこいゾンビ)とは、峰浪りょうによる漫画作品。2015年から2019年にかけて『週刊少年サンデー』で連載され、コミックスは全17巻が刊行された。作者の峰浪にとってはWEBサイトに掲載された前作『ヒメゴト〜十九歳の制服〜』に続く連載作品であり、初めての少年誌での週刊連載作品となったことでも知られている。初恋相手を理想化、妄想化した思念体を見る能力を持つようになってしまった男子高校生を中心に展開するラブコメディ作品。タイトルに「ゾンビ」とついているものの、死体が蘇ったなどの設定は登場しておらず、描写としてゾンビというより幽霊に近いものとなっている。
何事にも情熱を持てずに過ごしている高校生の久留目タロウは、頭部に怪我を負ったことをきっかけに、初恋相手を理想化、妄想化した脳内彼女的思念体「初恋ゾンビ」が見えるようになってしまう。周囲の初恋ゾンビに翻弄されて平穏な生活が一変したタロウのもとに、タロウと同じく初恋ゾンビを見る能力を持つ転入生が現れる。この転入生と協力しながら周囲の恋愛トラブルを解決していくうちに、タロウは自身のこじれた初恋とも向き合うことになっていくのであった。

yulala_omomoのレビュー・評価・感想

初恋ゾンビ
10

もっと人気が出てもいいはず!

『初恋ゾンビ』は、コメディとシリアスのバランスが良くとても読みやすいラブコメ漫画です。
ラブコメ漫画は似たようなものであふれがちですが、当作品は登場人物(男)の妄想する初恋相手が初恋ゾンビというものであり、それが見える主人公という変わった設定のもとドタバタが見れる作品です。
この初恋ゾンビというものは、妄想する人の恋愛が成就せずに失恋してしまうと、失恋ゾンビとなり周辺に何かしらの悪影響を及ぼします。影響の内容は失恋した人によって変わります。
どういう影響にしろ、失恋ゾンビが発生すると主人公の学校生活は平穏とは呼べないものになります。
何事にも情熱を示さない主人公「久留米タロウ」は、平穏な学校生活を取り戻すために、周囲の恋愛を成就させるように行動します。そんな中で自分の妄想する初恋ゾンビ「イヴ」に惹かれていきます。
初恋ゾンビはタロウからすれば見えるだけで触ることはできません。
好きになっても普通の恋人のように触れ合うことができないところは見ていて切なくなります。

主人公の恋愛模様のほかにも見どころはあり、メインヒロインの指宿君の不器用な可愛さはとても魅力的です。
さらにほかの登場人物もキャラが濃く、それぞれの心境がわかりやすいです。そのため共感できると感じた人も多いのではないかと思います。