からかい女子ブームを巻き起こした神がかり的「からかい術」
第一話の一コマ目を見た時の第一印象は、高木さんの意地悪そうな見た目からあまり良いものではありませんでした。しかしいざ読んでみると愛のあるからかい、からかい、からかいの嵐で、いつの間にか二人が将来幸せになることを強く願うほどに。
高木さんのからかい技術には驚かされるばかりで、どれも可愛いです。
きっと彼女は頭がよく、やろうと思えば誰であれからかうことはできるのでしょうが、からかうのは西方だけというのも高木さんが西片が大好きであることと、西片の思考と行動を熟知してることを伺わせ、それだけでニヤニヤしてしまいます。高木さんはきっと、好きな人しかからかわないのでしょう。
愛のあるからかいは、嫌な感じがしません。
西片もからかわれる度に悔しがってはお返ししてやろうと躍起になりますが、高木さんを憎んだり嫌いになったりはせずにいるのが可愛い。
からかわれたら自分への罰として回数に応じた腕立て伏せを行うというルールを設けたことで、からかわれるほどに男性として肉体的な魅力が増しているのは、西片が高木さんに育てられている感覚があり、全てが手のひらの上という印象です。
スピンオフでは高木さんが西片だけでなく娘のこともからかう様子が描かれていて、これはきっとパラレルワールドなんかではなく、やっぱりこの二人と一人は幸せな家庭を築くんだなーと、ほっこりしています。