イチオシのハードロックバンドです
82年デビューのハードロックバンドで、ベース、ドラムがツインボーカルという特殊な編成です。
その楽曲はメロディーが美しくかつパワフルでライブも底抜けに明るい、これぞアメリカ産ハードロックバンドといった感じ。
初期3部作『DAWN PATROL』『MIDNIGHT MADNESS』『SEVEN WISHES』を特にオススメします。昨年の35周年ライブはこの辺りの曲満載で、あっという間に過ぎ去った笑い泣きの熱い熱いショウタイムでした。
シングルカットされたバラード『SISTER CHRISTIAN』は全米5位、『SENTIMENTAL STREET』は8位と名実共にアメリカを代表するハードロックバンドになりました。
しかし当時からその風潮はあったそうですが、パワフルなハードロックバンドがバラードで売れると商業的になったと批判されました。NIGHT RANGERも多分に漏れず批判対象になり、私怒り心頭でした。何故こんなに良い曲を作っているのにどこの音楽雑誌も批判するんだ!と。これもシングルカットされた曲『FOR IN THE MORNING』など、もうこれはポップスの域に達した幅の広さだと感動したのに、世間の評価に納得がいかなかったです。
2000年代になっても未だにそのイメージが根強いと実感したのは、私自身がラジオ出演の際、プロフィールの好きなミュージシャンの欄に迷わず『NIGHT RANGER』を記入。パーソナリティから「よくこのバンド書きましたね。勇気要りますよ。いや、僕も好きなんですけどね。」と。
話しを戻します。とにかく聴けばカリフォルニアの風が吹く、ドライブに最適な明るい色のハードロックバンド『NIGHT RANGER』はオススメです。ファーストアルバムはオススメする為に何枚買っては人にあげただろう。
そして特筆すべきは、いまだに衰えない意欲。去年も新譜が出ていますが、35年もずっと良い曲を創れるのは、やはり驚くべき才能とそれに向かう類まれな努力、精神力にあると思います。
動画で観るならアッパーな『(You Can Still) Rock in America』。個人的イチオシの『The Secret of My Success』。
ベースボーカルのジャックブレイズが、当時人気が低下してきたハードロックを復活させる為に1989年に結成した、スーパーバンド『DAMN YANKEES』も合わせてオススメです。