日本でもリメイクされた、人生最後の最高の人生
アメリカで2007年に公開されたこの映画は、2019年には日本版リメイクも作成されました。原作はジャック・ニコルソンとモーガン・フリーマンが演じますが日本版は舞台が日本、演者も日本人となっています。
余命6ヶ月という限られた時間の中、真面目一辺倒で周囲を大切に生きてきた男性と周囲を顧みずビジネスに生きてきた、真逆とも言える二人が「人生でやりたいことリスト」を残りの短い人生でやり残しのないよう、それらを実現するための旅に出る物語。
英題は「The Bucket List」。
Bucket List(バケットリスト)とは「やりたいことリスト」のことです。邦題とは異なり、リストそのものがタイトルになっているのはまた印象が違うな、と感じます。
人は皆、本人がどう感じているかや大小の差はあれど、自分の気持ちや時間を犠牲にして周囲と円滑に関係を築いたりお金を稼いでいると思います。
しかし、余命6ヶ月という状況から意を決して行動することで「生きている内は、行動することに遅すぎることはない」と感じさせられました。
彼らには十分な資金がありお金のかかるサービスや移動も可能でしたが、たとえ金銭的な制約があるとしても、自分もその中でできる「やりたいこと」を行動したい、と思える名作です。