パルプ・フィクション / Pulp Fiction

パルプ・フィクション / Pulp Fiction

『パルプ・フィクション』とは、クエンティン・タランティーノ監督による1994年公開のクライム映画である。主演はジョン・トラボルタ、共演はサミュエル・L・ジャクソン、ユマ・サーマン等。アカデミー賞脚本賞とカンヌ映画祭パルムドール賞を受賞した。ギャングであるヴィンセントと相棒ジュールズは、ボスからの命令でスーツケースを取り返すべく、アパートに潜入する。3つの異なる犯罪エピソードから構成されており、ストーリーの時系列と映画の時系列が異なる構成が話題を呼んだ。バイオレンスと乾いた笑いに満ちた傑作群像劇。

king0523のレビュー・評価・感想

パルプ・フィクション / Pulp Fiction
10

チームタランティーノの魅力満載!

この作品は、映画好きの私が大好きな作品です。タランティーノ作品は癖が強いので、好きか嫌いかは賛否両論別れる映画が多く、この作品も例にもれない作品だと思います。
魅力の伝え方が大変難しい作品ですが、他人に勧めるならば「オチを考える必要がない映画だし、オチがないと言えばない。また作中の大半は冗長な話ばかり。。。でも、なぜか面白い!登場人物も多く主役がいないと言えばいないのだけれども、一人ひとりのキャラが強烈に滲み出ていて、その一つ一つに非常に色気がある。その集合体が作品になっており、とてつもなく色気とかっこよさがある。」という表現になります。
「もっと簡潔に説明してよ。」と言われそうですが、私には無理です。簡潔に言おうものなら「とりあえず観てくれ。話はそれからだ。」となります。友達にも何回か勧めたことがありますが、必ず「言ってる意味がわかったよ。」と返事をくれます。
どのシーンが一番おすすめかと言うと、おそらく人によってこのシーンが好きだというのがバラバラだと思います。そのくらい魅力的なシーンがたくさんある映画です。ジョン・トラボルタ、サミュエル・L・ジャクソン、ティム・ロス等々スーパースターたちの共演で4番打者を集めたような作品ですが、群像劇風と時系列シャッフルによって、うまくこってりとなりすぎないバランスになっています。できればゆっくりとした夜に余裕を持って観てもらえば良さが伝わると思います。