隠れた名作、ぜひ読んでみて欲しい作品!
2018年夏に、水上悟志先生の『プラネット・ウィズ』という作品がアニメ化することになりました。『惑星(ほし)のさみだれ』は、この水上先生の前作にあたります。
青年誌で掲載されていたのですが、中学生ぐらいの年齢から大人まで、楽しめる作品となっていると思います。
突如、主人公の前に現れる謎のしゃべるトカゲ。そして、隣の家に住む「姫」と呼ばれるヒロイン。突然不思議な事が、沢山起こっていくのですが、とてもテンポもよく読みやすいです。
また、作風が明るく、ギャグのテンポもいいのでその部分でも読みやすいと思います。
よくある主人公がとっても強い潜在能力を持っているというパターンではないのもとても好感が持てます。
努力や友情、仲間になる大人たち、いろんな登場人物からの目線で読める作品になっています。
本棚にずっとおいておいて、大人になった時に読み返すとまた違う感想を持つ作品でもあると思います。
個人的には、元気が無いとき、落ち込んだ時に読むと、自分はわんわんと泣いて「あぁ……がんばろう……!」という気持ちにさせられる作品です。悲しいことも起こりますし、辛いこともあります。でも、努力は実りますし、人と助け合うこと、そういった力はとても大切なんだなと思わせられる名作です。
ぜひ、アニメ化して欲しいと、ずーーっと思っております。