7番房の奇跡 / Miracle in Cell No.7

7番房の奇跡 / Miracle in Cell No.7

『7番房の奇跡(韓国映画)』とは、2013年公開の韓国のヒューマンコメディ映画である。
知的年齢が6歳の父(イ・ヨング)と6歳の娘(イェスン)は仲睦まじく二人で暮らしていたが、ある日父ヨングは警察庁長官の娘を殺した罪で捕まる。事件によって離れ離れになった親子だったが、同じ刑務所の7番房の仲間たちの手を借り父と娘は再会を果たす。
一方、刑務所の課長(チョン・ジニョン)は、ヨングの事件は冤罪である事を確信するのだが、冤罪を晴らすべくみんなの協力もむなしく、死刑が求刑されるのであった。

aya4141のレビュー・評価・感想

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7番房の奇跡 / Miracle in Cell No.7
9

涙が止まらない

映画を見ている間、ほとんどずっと泣いていました。
知的障害を持っているお父さんと、その娘の話です。
ストーリーとしては、冤罪で逮捕され死刑になったお父さんの無念を晴らすために、娘が弁護士になっているという場面から展開されます。お父さんは、警察署長の娘を殺したという罪で刑務所に入ってしまいます。刑務所に娘も来て一緒に生活をしながら、このお父さんは人を殺せるはずがないということが周りにもどんどん伝わります。
お父さんが死刑になるその手前まで、父と娘は一緒に過ごせたのですが、2人が引き離されるシーンで特に涙が止まりません。何よりこの父を演じている俳優さんと、娘を演じている子役さんの演技が上手すぎます。まるで本当の親子みたいです。お互いに家族がお互いしかいないからこそ、とても思い合っているのです。それなのに、冤罪というどうしようもないことで引き離されてしまう2人の姿は悲しすぎました。
私個人としては、今まで韓国映画を1本も見たことなく、この映画が初めてだったのですが、とても良かったので、これからは邦画や洋画だけではなく、韓国映画も積極的に見ようと思います。そう強く思わせるだけの魅力がこの映画にはありました。翌日は目が腫れることを覚悟で見るべきです。