舞台好きな方におすすめ
音だけで聞くと「過激少女」と間違われるんですが、某有名歌劇団と同じような歌劇団の音楽学校で、いつか劇団トップになることを夢見て、日々研鑽を重ねる少女たちのお話です。
出てくる少女たちの過去にそれぞれ物語があって、その過去を経ての現在の彼女たちの人間性に引き込まれます。特に主役の2人は過去を引きずり、過去と決別することを決めながらも引きずられ、それでも前を向いて劇団トップを目指していきます。
演じている場面での心の動き、何を思いながら演じているかなどがとても丁寧に描かれていて、ジーンとしてしまう場面も多くあります。反発していた主人公の1人が心を開く場面などはもどかしくもあり、少し感動的でもありました。
舞台好きの方、ミュージカルや某歌劇団ファンの方にもお勧めします。