リベンジャー -復讐者-

リベンジャー -復讐者-

『リベンジャー -復讐者-』(リベンジャー -ふくしゅうしゃ-)とは、2017年に公開されたアメリカ、ブルガリアの合作映画。アントニオ・バンデラス主演のサスペンス・アクション作品で、空手家でもあるアイザック・フロレンティーン監督による、迫力満点でありながらもリアルなアクション演出にも定評がある。刑事事件を専門とする敏腕弁護士フランクは、何者かに自身の妻子を殺害されて自暴自棄に陥る。しかし、そんなある日偶然手にしたマルクス・アントニウス・アウレリウスの著書『自省録』に感銘を受けた彼は、最愛の妻子を殺した犯人に復讐するまで沈黙を貫くと誓い、肉体を鍛え上げて復讐鬼としての一歩を踏み出す。

masamiのレビュー・評価・感想

リベンジャー -復讐者-
9

弁護士から復讐者へ

ラテン系ハリウッドスターとして従来の野性味に加え、円熟味も増してきたアントニオ・バンデラスが挑んだハードアクション。今回は格闘技に挑戦し、新境地の開拓に成功しているといっていい。
敏腕弁護士として活躍していた主人公が突然妻子を殺され、一旦は自暴自棄になり死さえ考えるようになるが、その過程で偶然出会った書物「自省録」によって「自らが歩むべきは復讐の道である」と悟り、徹底的に心身を鍛えあげた上、格闘技のトレーニングを受け、妻子の死の裏に何者かの意図がある事を知り、探求の末、犯人に闘いを挑む。

監督のアイザック・フロレンティーン自身が香港のクンフー映画等のマニアで、かつ空手のチャンピオンでもあるためか、随所で展開される格闘シーンはかなりの迫力で、自身も空手道場の師範役でバンデラスに稽古を付けるシーンに実際に出演している。
本編も90分を切っていることもあってとにかくテンポがはやく、若干性急な印象も受けるが、一旦は絶望し、しかし復讐に向けて立ち上がる主人公像が強烈に印象付けられ、しかも銃撃戦ではなく格闘戦で決着が着くという展開はとにかく派手なアクションに慣れてきた目からするとそれなりに新鮮ではある。