のんのんびより / Non Non Biyori

のんのんびより / Non Non Biyori

漫画家あっとが書いた原作「のんのんびより」を基にした脱力系田舎ライフコメディアニメ。
この物語はとある田舎にある旭丘分校に通う子供たちの楽しい日常を描いた物語である。1期は2013年の10月から12月まで放送され、2期は2015年の7月から9月まで放送された。基本的に一話で完結する物語となっている。

sawadaのレビュー・評価・感想

のんのんびより / Non Non Biyori
10

哀愁日常系作品

・田舎に住む4人の小学生女の子の物語

のんびりのどかに暮らす日常が描かれています。大人になった今、忘れかけていた子供の頃の心を思い出させてくれる作品です。4人の内、一人の女の子は東京から引っ越してきて、環境の違いに驚くのですが、東京にない自然のワクワク感を他の3人や環境の影響で徐々に変わっていきます。

・ワクワク感
子供の頃、川で遊んだり、山で虫を採ったり、景色に感動したり、秘密基地を作ったり、大人になったら忘れてしまうワクワク感を味わえます。

・描写と音楽
とにかく絵が綺麗で、内容に抵抗がある方でも、自然を描く作画とBGMだけでも癒されること間違いなしです。絵とBGMを観たり聞いたりするだけでも心にグッとくるものや、癒しがあります。

・人としての優しさ
主人公4人を取り巻く大人たちの見守る優しさが伝わってきます。自転車に乗れないレンゲ(一番ちびっこ)を、駄菓子屋を営むカエデが、乗れるようになるまで何日も補助し、やがて、カエデの手から離れて遠く自転車を漕いでいくレンゲの姿と、それを見守るカエデの寂しそうな表情は涙無しでは観れません。

・実際に聖地に行ってみた
舞台となる小学校に行ってみましたが、静かで、時が止まっているように感じます。周りの環境も山や畑、川など、綺麗過ぎて、心が無になります。
電車の音や、車の音、騒がしい騒音、電磁波等一切ない、自然の川や風、鳥の声しか聞こえない所でした。
こういう環境が本来の人の住むところ、環境ではないかと思わせられる場所であり、作品でした。