哀愁日常系作品
・田舎に住む4人の小学生女の子の物語
のんびりのどかに暮らす日常が描かれています。大人になった今、忘れかけていた子供の頃の心を思い出させてくれる作品です。4人の内、一人の女の子は東京から引っ越してきて、環境の違いに驚くのですが、東京にない自然のワクワク感を他の3人や環境の影響で徐々に変わっていきます。
・ワクワク感
子供の頃、川で遊んだり、山で虫を採ったり、景色に感動したり、秘密基地を作ったり、大人になったら忘れてしまうワクワク感を味わえます。
・描写と音楽
とにかく絵が綺麗で、内容に抵抗がある方でも、自然を描く作画とBGMだけでも癒されること間違いなしです。絵とBGMを観たり聞いたりするだけでも心にグッとくるものや、癒しがあります。
・人としての優しさ
主人公4人を取り巻く大人たちの見守る優しさが伝わってきます。自転車に乗れないレンゲ(一番ちびっこ)を、駄菓子屋を営むカエデが、乗れるようになるまで何日も補助し、やがて、カエデの手から離れて遠く自転車を漕いでいくレンゲの姿と、それを見守るカエデの寂しそうな表情は涙無しでは観れません。
・実際に聖地に行ってみた
舞台となる小学校に行ってみましたが、静かで、時が止まっているように感じます。周りの環境も山や畑、川など、綺麗過ぎて、心が無になります。
電車の音や、車の音、騒がしい騒音、電磁波等一切ない、自然の川や風、鳥の声しか聞こえない所でした。
こういう環境が本来の人の住むところ、環境ではないかと思わせられる場所であり、作品でした。