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精一杯の不器用
主人公中学生になった「一里 ぼっち」。だがこのぼっち、中学に進学するまでは友達が一人かいないというとんでもなく気弱な性格の持ち主。そのたったひとりの親友がぼっちの今後ことを思い絶交するところからこのお話は始まります。
こんな気弱な主人公故に最初の自己紹介で嘔吐してしまうという1話にして最悪の印象がついてしまいます。
だげどここからの巻き返しがこのアニメ面白いところ。
頑張って手前の席の子に話しかけるも元々友達を作るノウハウすら知らないボッチ。そんな苦しい中でも必死に友達にアプローチする姿は昨今のアニメにはない情熱を感じました。
そんな努力が実ったのか回を追うごとにぼっちの周りに友達が増えていきます。ただ回を追うごとにキャラひとりひとりの個性を最大限に表しているのでこのキャラだけ目立ってないというのを一切感じません。クスリと笑えるシーンもあればハンカチも必要になってしまう切ない描写もあったりします。
そしてこのアニメにはもう一つの見どころがあります。
友達が増えるごとにEDが変わっていくのです。これは実際に1話づつ見ていただけるとほんとに感慨深いものになっていきます。歌詞も主人公の精一杯を表現しているでアニメーションとも楽しめると思います。