幼女戦記 / Saga of Tanya the Evil

幼女戦記 / Saga of Tanya the Evil

幼女戦記(ようじょせんき)とは、カルロ・ゼンによるライトノベル・オンライン小説および株式会社NUT制作のアニメーション作品。
第一次、第二次世界大戦中のヨーロッパの情勢によく似た、魔法と科学が息づく異世界が舞台となっている。この世界に日本人のサラリーマンとして生きていたある男が「幼女」として「帝国」と呼ばれる国に転生し、「帝国」の魔導士として「協商連合」や「連邦」などの敵と戦っていく。

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幼女戦記 / Saga of Tanya the Evil
8

見た目は幼女 中身はサラリーマン

「幼女戦記」というタイトルから、どういうストーリーなのか想像できるだろうか。
かわいい萌え系の女の子が戦うようなアニメを期待した人もいるのではないだろうか。しかし、タイトルに騙されてはいけない!
このアニメを一言で説明するなら、「見た目は幼女、中身はサラリーマンの女の子がライフル持って、空を飛びながら戦うアニメ」であり、主人公ターニャ・デグレチャフ(9~10歳)が、軍の中ですさまじい勢いで昇進していく話である。アニメでは、伍長、少尉、中尉、大尉、少佐まで昇進。
このアニメの見どころの一つは戦闘シーンである。カメラアングル、動作、効果音のクオリティが高いと感じた。大画面で観る価値があるアニメだと思った。
また、キャラクターに共感できるというのも魅力の一つである。主人公ターニャ・デグレチャフの前世は日本のサラリーマンである。
前世では、出世願望が強く、合理主義で、仕事ができる会社員であった。転生後、前世での教訓を生かして、軍の中で指揮をとり、勝利を導いていく。幼女のセリフというよりは、サラリーマンのつぶやきに聞こえるところも面白い。同僚や部下に対して厳しく、容赦のない発言が多いが、時には場を和ませるためのジョークや士気を高める発言もあり、部下思いの良い上司という一面も見られた。
社会人が楽しめるアニメだと思い、個人的にお勧めしたい。