恋愛映画が苦手な人にもおススメできる! 『彼氏の最初は彼女の最後』
『僕は明日、昨日の君とデートする』というタイトルを聞いて、「どういうことだろう?」と思った方、映画を見終わった後、タイトルの本当の意味がわかります。
この映画は東京の美術大学に通う高寿(たかとし)のひとめぼれから始まる。通学電車内で愛実(えみ)に一目ぼれ。「また会える?」と勇気を振り絞って声をかけたところ、なぜか愛実は涙を流す。愛実が涙を流した理由などしらないまま、初めてのデートの約束を取り付け、告白し、交際をスタートさせる。しかし、彼女には不可解な点があった。手をつなぎ、下の名前で呼び合うという一見普通のカップルが行うようなことでも、寂しそうな表情で涙を流す。高寿はそんな愛実を不思議に思いながらも、日が経つにつれ、ますます惹かれていった。スムーズに事が進み、順調すぎると言っても過言ではないほど上手くいきすぎていた。誰がどう見ても一見普通の恋愛。高寿も将来結婚を考えており、このまま二人で幸せに暮らしていけると思っていた。しかし、彼女には誰にも言えない秘密があった。
一度だけじゃない、二度見たくなる伏線だらけの恋愛映画です。恋愛映画は苦手な方でも、彼女の抱える秘密、そして不思議な結末に心動かされる作品です。