常にAプランしかない。全部、乗り越えたい。
2006年に公開されたアメリカ映画、『プラダを着た悪魔』。この映画の魅力は、始めはファッション編集長から雑用ばかり押し付けられていた地味なアシスタントが、地道な努力を重ねて毎日奔走し、そこから働く人々に活力を与える点である。主人公のアンドレアはジャーナリストの夢をかなえるため、NYでは有名なカリスマ、かつ悪魔のように無理難題を押し付けるミランダのアシスタントとして働くことになる。「台風で飛行機が飛ばないから、他の便を見つけて」「出版前のハリーポッターの新作を手に入れて」と、自分本位の命令にアンドレアは心が折れそうになった。しかし、ある日同じ編集部で働くナイジェルに「君は挑戦していない。泣き言を言っているだけだ」と言われてしまう…。
多くの女性が羨む、有名ファッション雑誌『ランウェイ』のアシスタント。花形ともいえるそのポストにつけたアンドレアだが、最後まで仕事はやり遂げることができるのか?そしてジャーナリストの夢をかなえることができるのか?輝かしいファッション業界で働く女性と、彼女らの努力は見るだけで応援したくなること間違いなし。働く人々の毎日を後押しするアメリカ映画をお楽しみください。