アンノウン(映画) / Unknown (2011 film)

アンノウン(映画) / Unknown (2011 film)

『アンノウン』(Unknown)は、2011年に公開されたアメリカのサスペンス映画。ディディエ・ヴァン・コーヴラールが手掛けた小説『Out of My Head』を映画化したもので、スティーヴン・コーンウェルとオリヴァー・ブッチャーが脚本、ジャウム・コレット=セラが監督を務めた。主人公の植物学者、マーティン・ハリス博士役をリーアム・ニーソン、その妻のジーナをダイアン・クルーガーが演じる。当初『身元不明』という題での日本公開が予定されていたが、2011年3月に東北地方太平洋沖地震(東日本大震災)が発生したことを受け、3月22日に配給元のワーナー・ブラザースが『アンノウン』への変更することを発表した
という逸話でも知られている。
事故で昏睡状態に陥り、目を覚ますと知らない男が自分として生活していた男の苦しみと、彼を取り巻く陰謀を描く。

wildjokerのレビュー・評価・感想

アンノウン(映画) / Unknown (2011 film)
8

もし自分の存在を奪われたら

リーアム・ニーソン主演のサスペンス&アクション映画です。この映画はまず主人公ハリスと妻がベルリンの空港へと到着し、ホテルへ向かうところから始まります。ハリスは博士であり、ベルリンでの学会を控えていました。2人は学会が行われるホテルへ到着。しかし、空港でパスポートの入ったケースを忘れてきたこと気づきハリスは妻をホテルに残し、一人で空港へとタクシーで戻ります。その道の途中、不運にもそのタクシーは事故に遭います。なんとか運転手とハリスは無事でした。しかし事故の影響か主人公は記憶が少し曖昧になってしまっていました。病室でテレビを見ていると学会とホテルのことが映し出され、そこに妻もいることを思い出し、すぐホテルへと向かいます。しかし、そこで恐ろしいことが待っていました。ホテルへ着くとパーティが催されており、その中に自分の妻を見つけ、さっそく向かいます。そして話をしようとすると。妻が口にしたのは「どこかで会いましたか?」。何が起こっているのかわからない主人公ハリスの目の前にはさらに一人の男が現れます。彼はハリスの名前のバッジをつけ、妻の夫だというのです。訳も分からないまま身分証を持っていなかったハリスは会場からつまみ出されてしまいます。ハリスはさまざまな手掛かりをもとに自分がハリスだと証明しようとしていきます。しかし最後、事故により失われた記憶をすべてを思い出したときにまさかの事実が発覚します。