頭のいいサメが人間に襲いかかります。
認知症の特効薬の研究のため、脳を大きくされたサメと、研究所の人々の戦いを描いたパニックムービー。
舞台は海に作られた研究所で、水が浸水し、サメがウロウロできる環境です。パニックの名にふさわしく、最初から最後までパニックだらけです。登場人物は次々死んでいくし、サメは怖いしでドキドキしっぱなしです。近頃は、登場人物の大半が死ぬ映画もめずらしくないですが、この映画上映当事は、そんな展開は珍しくてびっくりしました。特に、サミュエル・L・ジャクソンが死ぬところは、サミュエルという大物俳優、重要そうな人物役であることと相まって「嘘ー!」という感じでした。また、他のサメムービーと違って、サメの頭がいいこともあり、人の死に方が結構様々です。ある人は腕をサメに食われ、ヘリで救助されるはずだったのに、サメに妨害され、担架に固定されたまま海を漂いサメに食われ、ある人は水中で何か修理をしていたところを狙われました。人間と動物の戦いにおいては人間の頭の良さが動物に勝つためのポイントなのに、サメのほうも頭がいいと人間に勝ち目はありません。もう絶望です。最終的に2人だけ助かるのですが、助かる人も結構意外な人で、面白いです。サメムービーが好きな人は必見ではないでしょうか。