みんなのいえ

みんなのいえ

『みんなのいえ』とは、2001年6月9日に公開された三谷幸喜脚本・監督による日本映画。主演は唐沢寿明。その他のキャストとして、田中邦衛、田中直樹、八木亜希子、野際陽子、吉村実子、清水ミチコなどがいる。放送作家の飯島直介と美術教師の妻・民子が新居を建てることになり、設計は民子の同窓であるインテリアデザイナーの柳沢に、施工は大工の棟梁である民子の父の長一郎に依頼することになった。しかし建築の知識がない柳沢の設計図は建築審査に通らないものだったため、長一郎はあざ笑いながら昔の仲間を集めて基礎工事を始め、勝手に間取りを20畳の和室に変えてしまう。しかしこだわりの強い柳沢は玄関ドアを内開きにすることは譲らず、直介と民子は両者の間で翻弄される。

kazukyのレビュー・評価・感想

みんなのいえ
7

職人の父最高

とある夫婦が、家を建てることになった。流行りのデザイナーと、嫁の父である大工とが衝突しながら家を作っていく。
嫁の父役は、田中邦衛さんでとてもおもしろい。邦衛さんの不器用な感じとか頑固な感じがいかにも職人ぽいし、それでいてコミカルでした。そして、デザイナー役は、唐沢くんなんだけど、それもすごくかっこよくて、頑固でコミカルでおもしろい。2人は全然違うように見えて、ものづくりについての情熱は一緒だということがわかり、仲良くなっていくところとか、ああ、職人さんは若くてもベテランでも一緒なんだなと思いました。
この話は監督の三谷幸喜さんが家を建てた時の経験が元になってるそうですが、家を建てるのは大変だなと思いました。すべておまかせですればいいのかもしれませんが、それでも選ぶところはあると思います。壁の色やタイルの種類など、細かいところを考えないといけないなんて、想像しただけで面倒です。映画だから、大げさなのかもしれませんが、なかなかためになるところもある映画でした。あと、出てくる人も、田中直樹とか、布施明とか、清水ミチコとか山寺宏一とか、個性的な人が出ていて、見ていてクスクスできます。そんなに大爆笑とかいうものではありませんが、クスクスできるコメディです。