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邦画らしさ満点
見終わった後に、幸せになれる映画というわけではありません。むしろ、考えさせられる系です。題材は音楽、恋、友情など邦画にありがち。ハッピーエンドが好きな人には向いていないです。
ASIAN KUNG-FU GENERATIONが主題歌を担当し、同タイトルのシングルを出しています。作品中で主人公が作り、残された恋人が歌います。この曲は素晴らしく映画にもあっており、おすすめです。ちなみにPVも映画を意識した作りになっているので、一見の価値ありだと思います。
日常の中で嫌なこと、不満、小さな幸せ等が詰め込まれていて、共感しやすいことも多いと思います。展開は予想できる部分もありますが、邦画好きは引き込まれるのではないでしょうか。バンドマンで嫌な思いをした女性からは賛否両論ありそうですが、そこは映画、綺麗に終えてくれます。友情についてもありがちな展開ではありますが、こちらも嫌な感じでは終わりません。鬱々としたかんじは、よく出ているように感じました。
良いこと、つらいことを繰り返すのが人生、ただ最終的には前を向いて生きていこう、という内容が好き、または単純に音楽、恋愛ものが好きという方にもおすすめできる内容かと思います。