ロスト・イン・スペース

kanonのレビュー・評価・感想

ロスト・イン・スペース
4

話は面白いのに

宇宙で迷子になる「宇宙家族ロビンソン」の映画化。
地球以外に住める場所を探すために宇宙に家族で行くことになった家族と運転手の軍人と、裏切り者の医者が宇宙で迷子になって、クモ型の宇宙人に襲われたり、未来の自分らに出会ったり、息子と父親の触れ合いがあったりは話は面白いのに、なんかパッとしない映画だった。たぶん、キャスティングがなんか違ってたり、子ども向けに凄惨な場合を写さなかったり、演出面の悪さが目立ったのかなと思う。たとえば、父親が未来の息子にあって、他の家族は宇宙人に襲われて死んだんだみたいな話をするんだけど、家族皆殺しの画がないのだ。ここはあったほうがちよっと怖くていいのではと思う。いくら子ども向けといっても、やっぱSFにはちょっと怖さもいると思う。
あと、キャスティングでいうと、ウイリアムハートは家族ないがしろの父に見えないというか、ストレートに愛情深く見えるし、悪役の医者は、ゲイリーオールドマンなんだけど、彼はうまいしコミカルで好きなんだけど、なんかかっこよすぎる。この悪役はなんかもっと年寄りとかおとこっぽくないガリガリ男のほうが似合うと思う。というに、ところどころ、なんかしっくりきてなくて、あまり面白くない。