少女漫画でも男性でも読みやすい、スリルもありラブもある!
高華王国のお姫様であるヨナは、幼馴染で専属護衛のハクと従兄のスウォンと幸せに暮らしていた。しかし、スウォンがヨナの父を殺害し、ヨナとハクは城を追われる身となってしまった。城を出てみると民はみな幸せだと思っていたヨナの想像とは異なり、苦しんでいる民が多くヨナは自分がどれだけ無知だったのかを思い知る。そしてハクとともに旅をしてく中で、四龍と呼ばれる戦士たちと行動を共にしていくことになる。
最初はハクに守られ、助けられるばかりであったが、ハクが自分のために我が身を犠牲にする姿を見て、自分も強くなろうと弓や剣などを習い、強くなっていく。何もできないお姫様であったヨナが、ハク、そして四龍を守る姿は同性から見てもかっこいい。また、一緒に旅をしていく中で、幼馴染であるが故にすべて知っていると思っていたハクに女性の影があると嫉妬したり、ハクの突然の行動にあたふたしてどんどんハクを恋愛対象として意識しているところは少女漫画らしい。原作ではわりと序盤からヨナを意識している描写があったハクだが、告白やキスなどがあってからはかなり積極的に攻めている印象でそこはとても胸キュンポイントである。しかしあまり少女漫画的要素は多くないため、女性はもちろん男性でもとても読みやすい物語である。