劇場版アニメ 忍たま乱太郎 忍術学園 全員出動!の段

劇場版アニメ 忍たま乱太郎 忍術学園 全員出動!の段

『劇場版アニメ 忍たま乱太郎 忍術学園 全員出動!の段』とは、2011年3月12日に公開された『忍たま乱太郎』初の長編映画作品である。1996年に公開された『映画 忍たま乱太郎』以来15年振りの映画作品。監督は藤森雅也、脚本は浦沢義雄。キャッチコピーは「忍術学園最大の危機!?友達がいれば、ぼくらは無敵!」。
事務員のミスで、一年は組の山村喜三太(やまむら きさんた)は六年生用の宿題を与えられてしまう。宿題の内容はオーマガトキ城城主のふんどしを取るというものであったが、喜三太は行方不明となってしまった。喜三太救出のため、きり丸(きりまる)、しんベヱ(しんべえ)がオーマガトキ城へ向かう。一方、乱太郎(らんたろう)ら一年は組もオーマガトキ領園田村の依頼を受けていた。

on_lrsdのレビュー・評価・感想

劇場版アニメ 忍たま乱太郎 忍術学園 全員出動!の段
10

普段の忍たまとは一味違う

普段放送されているアニメとは違い、背景がリアルです。原作の園田村の話と、小松田さんの夏休み宿題取り違え事件がミックスされています。とくに活躍するのは乱太郎、善法寺伊作です。敵キャラではタソガレドキ忍者の雑渡昆奈門が活躍します。ドクタケ忍者も少し登場します。雑渡昆奈門と忍術学園の保健委員会が仲良くなるきっかけの話なので、アニメを見ていて「この曲者は何で保健委員会と仲がいいんだろう?」と疑問に思った人にもおすすめです。喜三太を思う忍術学園のみんな、撃たれかけた虎若にかけよるは組たちなど、友達を大切にしてることがとてもわかります。アクションシーンはかっこいいです。とくに、伊作と雑渡昆奈門が戦うシーンは、伊作のいつもの不運はなりをひそめ、忍術学園六年生!という感じです。園田村が大砲で襲撃を受けるシーンは、BGMもあって少し怖いです。小さいお子様向けではないかもしれません。いつものお決まりのギャクも挟んでありますし、ノリもいいです。勇気100%の替え歌は必見です。人気キャラの利吉さんも登場し、六年生の出番もけっこうあります。二年生、三年生、四年生の影は薄いので、その学年を目当てに見るのはおすすめできません。