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歴代JRPGの中で最高のシナリオと世界観
知る人ぞ知るスクウェア(現スクウェア・エニックス)による1998年発売のPS用RPG。
正直ここまで綿密に練られた設定のRPGは今後でてこないかもしれません。それほど秀逸なシナリオです。
ざっくりいえば、アクション、ホラー、サスペンス、恋愛、ロボット、特撮、あとは宗教やら科学的なものやらなんやら多くのジャンルを全てぶち込んで、まとめきっています。
それも全ての解説や伏線回収を作品内に収めており、矛盾がありません。多少は設定資料集で発覚する設定もありますが、ほぼ気にならない程度です(もちろん設定資料集のパーフェクトワークスも読めば更にどっぷりハマれます)。
難解ながらも、作品内に散りばめられた伏線の数々が綺麗に回収されていく様は鳥肌モノで、それを演出する壮大且つ繊細な音楽(クロノ・トリガーを担当した光田康典氏による)も素晴らしいです。
私の最初のこのゲームの印象としては、主人公が人型ロボットに乗って戦うSFRPGという感じで、今でもそう思っている未プレイの方は多いと思います。
ですが、当時理解できなかった人にこそもう一度プレイしてこの作品の魅力をわかってほしいと思います。
今後リメイクが叶うのならば是非してほしい作品です。