星野源の音楽とは
大ヒットドラマ「逃げるは恥だが役に立つ」の「恋ダンス」で有名になった星野源だが、「みんなが踊れる音楽」でありながら、音楽通にも高い評価を得ている。
元々は『SAKEROCK』というインストバンドのリーダーであり、バンドが解散してからはソロ活動を始めた。音楽だけでなく、役者や執筆活動も行っており、マルチな才能を持つ。
彼の音楽はR&B、ソウルミュージックなど、ブラックミュージックから影響を受けていて、それをJ-POPとしてキャッチーでポップな曲に昇華させている。それを自分で「イエローミュージック」という造語で名付けている。
初期の頃は弾き語りの曲が多かったが、「SUN」でブレイクして、『恋』の大ヒットで、すっかり「明るくてノリが良くて踊れる曲」というイメージが付いている。本人も「みんなに自由に踊ってほしい」と言っているが、明るい曲ばかり求められることに苦しんだこともあったという。朝ドラ「半分、青い。」の主題歌となった「アイデア」では、明るくポップな1番から始まり、2番は転調して暗い雰囲気になり、途中で弾き語りも入った「今までの星野源」と「これからの星野源」が詰まったイメージに捉われない曲となっている。