ナイトクローラー / Nightcrawler

ナイトクローラー / Nightcrawler

『ナイトクローラー』とは、刺激的な映像を求めて夜のロサンゼルスを駆けめぐる報道パパラッチの姿を通し、視聴率至上主義のテレビ業界の裏側を浮き彫りにしたサスペンススリラー。軽犯罪で日銭を稼ぐルイスは、報道スクープ専門の映像パパラッチの存在を知り、自分もやってみようと思い立つ。「ボーン・レガシー」などの脚本家として知られるダン・ギルロイがメガホンをとり、長編監督デビューを果たした。

maccaroneのレビュー・評価・感想

ナイトクローラー / Nightcrawler
10

社会人は1回鑑賞する価値あり!

定職についておらず、フェンスやマンホールの蓋等の鉄くずを盗んでは売って生計を立てている主人公は、いつものように盗品を売った帰り、たまたま事故現場に遭遇します。そこで事故後の車や運転手の映像を収めていた人物を目撃し、こういったショッキングな映像をテレビ局に売ればギャラが貰える事を知ります。この映画は、主人公が法律を犯すような手段も使い、なりふり構わず業界で駆け上がっていくお話です。
最初は古い車に乗って1人で仕事をしていた主人公も、成功を収めるにつれ高級車に乗り換え、助手も雇い、高いギャラを得ると同時に業界でのし上がっていきます。自分を売りつけるため、どんどん強引な手段をとっていき、最終的には自分で事故を起こさせてショッキングな事件を作り出したりと、その手段はどんどん強引になっていきます。
これは現実でも言える事ですが、どんな仕事でも始める前は不安がつきまといます。それでもめげずに頑張っていれば結果は出ます。この映画の主人公のハングリー精神には正直、惹かれるところもあります。
無論、主人公の犯罪性を習う必要はないですが、この主人公のハングリー精神は是非とも社会人の方達にも見習ってもらいたいです。なので一度、鑑賞してみる事をお勧めします。