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忘れていたのにまた会いたくなるゲーム
「どうぶつの森」は2001年に発売されました。その後も進化しながら新作を世に出し、DSが大流行した時期に合わせ、爆発的な売り上げをのばしています。以前から「どうぶつの森」シリーズはあったのにも関わらず、不思議な魅力で、子供から大人までがふいに手に取り、いつのまにか夢中になってしまう、まさに、忘れていたのにまた会いたくなるゲームなのです。
ゲームのタイトルそのままで、可愛らしい動物たちが私たちのコピーのようにちょこちょこと動きまわっているのです。
特別派手な戦いがあるわけでも、素晴らしいイベントでにぎわうわけでもないのです。いうなれば、私たちの日常そのものがゲームになり、人と出逢い、会話をして、友人を作ります。また、自分の所有物を増やしながら生活していきます。デザインした自分の自慢の部屋に人を招いたり、どこかへでかけていったりします。
とにかく、とてもほっこりするゲームなのです。
流行りというものは、その時代に皆を楽しませ駆け抜けるように過ぎ去っていくものですが、この「どうぶつの森」は皆が遊び疲れ、流行りを追いかけ回し疲れ、そして、自宅に戻りいつもの平和な日常に帰ってくる。そんな感覚のゲームなのです。
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