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バービーボーイズという一時代。
14歳の頃、バービーボーイズの『目を閉じておいでよ』が大ヒットしていました。ボーカルのコンタと杏子の掛け合いがとにかく格好良かった。今になって聴くと、こんな男女の情事を歌った曲をよくも中二で意味も解らず聴いていたと思います。その頃、気になっていた同じクラスの女子が聴いているのを知って、近所のレンタルビデオ屋で借りたような気がします。『chibi』『勇み足サミー』『三日月の憂鬱』あたりは特によく聴きましたね。コンタがドラマ『愛しあってるかい!』に先生役で出演した時は嬉しかったです。生徒役の和久井映見に思いを寄せられる先生でしたっけ。トレンディードラマ全盛だった頃だったのが懐かしいです。けど、いま聴いてみても全然良いと思いますけどね。カラオケでもたまに歌いますし。コンタの吹くサックスも忘れてはいけません。やっぱり思春期に聴いていた音楽の影響って大きいと思う。一番時間の経つまでが長い時期なので。話をバービーボーイズに戻すと、杏子は解散後もオフィスオーガスタで活動していますが、コンタの方はうつ病になって自殺未遂を犯したり、いろいろあったみたいです。バブルと同じ時代の先頭を走って来た人々と同じで華やかな時は長くは続かないんでしょうか。