CLANNAD / クラナド

『CLANNAD』(クラナド)とは、株式会社ビジュアルアーツのゲームブランドであるkeyにより制作、2004年発売された恋愛アドベンチャーゲーム。また、これを原作としたアニメ・コミック作品。
私立光坂高等学校に通う主人公・岡崎朋也(おかざき ともや)は怪我によりバスケットボールを断念し不良となっていたが、女子生徒である古河渚(ふるかわ なぎさ)との出会いを機に、多くの生徒達との交流を経て、人間的に成長していく。演劇部の再建に向け奔走する渚の姿に感化され、朋也を始め他ヒロインたちが協力していく様を通して物語が進行していく。
少年少女たちの恋愛・友情・家族愛などを描き、「泣きゲー」というジャンルを確立させた。
2007年には東映アニメーションが劇場版を、京都アニメーションがTVアニメシリーズをそれぞれ制作しており、新たなアニメ作品が続々と現れる中においても、「CLANNADは人生」といわれる程に、色褪せることなく「神アニメ」と称され続けている。

shigetotoroのレビュー・評価・感想

CLANNAD / クラナド
9

家族愛、友情の物語

この作品は家族や友人との人間ドラマがテーマになっています。バスケのスポーツ推薦で主人公は高校に入学するのですが、父親とのいざこざで肩を壊してしまい、バスケが出来ない体になってしまいます。そこから不良になり、自堕落な高校生活を送っていたところで一人の少女と出会います。彼女もまた病を抱えており大変な人生を歩んできたのですが、必死に明るく生きようとする彼女に影響されて主人公の生活が変わっていきます。

この作品の良いところは登場人物一人一人にかなり重いストーリーがあるところです。
先述した少女、主人公の親友、クラスの学級委員長など。それぞれ違う悩みや問題を抱えているのですが、一貫してみんな必死に今を生きようとしていて馬鹿なんだけど憎めない…毎回毎回かなり重いテーマになってくるのですが、最終的には納得できる形で話がまとまる点も良いところです(完全なハッピーエンドとは言えない話もあるが)。
CLANNADを見てから自分自信も少し生き方が変わったような気がします。嫌な事や辛い事があってももう少し立ち向かってみよう、そんな気持ちをくれる作品になっています。この作品を出したkeyという会社は他にもアニメやゲームを出していて名作揃いなので是非触れてみて下さい。