10
大人になってから見ても面白い
ナルトといえば、幼少期や小学生時代に見たという方が多いアニメではないでしょうか。私はその頃、全くナルトに興味がありませんでした。ところが、大学生になり中国へ留学に行った際、周囲の中国人がナルトに熱狂していたことから興味を持ち、ナルトを一気に全話見ました!
なにがおもしろいって、弱くていじめられっこだったナルトが負けず嫌いとその根性で、周りを巻き込んで強くなっていくところです。最初はナルトを毛嫌いしていた仲間たちも、だんだんとナルトに一目置くようになります。ナルトの周りを取り囲む木の葉の仲間たち、ナルトの敵さえ、魅力的なキャラクターで溢れているところもまたこの作品の良いところです。特に悪役に関しては、彼らがなぜ悪いことをするようになってしまったのか、その背景までしっかりと描かれているので、全てのキャラクターに感情移入していってしまいます。
裏切られて、憎しみからまた憎しみが生まれる。それは現代社会でもよくあることです。その連鎖をどう断ち切れば良いのか、その問題にどう立ち向かっていくべきなのか、考えさせられる作品です。周りの人々を巻き込みながら世界をよくするために一人でも何回でも立ち上がるヒーローナルト。そんなヒーローが現代社会にもいれば良いのになあ。