最高のリメイク
2018年に満を持して発売された『バイオハザードRE:2』は、以前発売されていたバイオハザードの初期作品である『バイオハザード2』のリメイクである。バイオハザード作品の登場人物の中でも人気の高い、レオンとエイダが初めて出会うこの『バイオハザード2』がリメイクされたとあって、発売以前からバイオファンの間で大きな話題となっていた。
『バイオハザードRE:2』はリメイクということもあり、ストーリーの大筋としては『バイオハザード2』と大きな違いは無いのだが、一から構成し直された物語展開は、『バイオハザード2』を既にプレイした人にとっても楽しめるようになっている。
レオン編、クレア編の二つに分かれたストーリー展開のみならず、リメイク前の作品で隠しゲームであった「豆腐モード」や「ハンク編」がフルリメイクされており、また今作の新要素としてサブストーリーの「ゴーストサバイバーズ」が追加され、本編だけではない楽しみが増えている。
新しくなったグラフィックは、バイオハザードシリーズのなかでも最高の出来で、リメイク前の作品を既にプレイしている人にとっては、伝説のシーンを素晴らしいグラフィックでもう一度見ることができる。さらに、リメイク前作品が未プレイの人にとっても、これからバイオハザード作品に手を出したいと考えているならば、今後のストーリー展開などの基盤となる最高の導入作品になるのではないだろうか。