ディストラクション・ベイビーズ

ディストラクション・ベイビーズ

『ディストラクション・ベイビーズ』は2016年5月21日に公開されたアクション・ドラマ映画。監督は真利子哲也、主演は柳楽優弥。
舞台となるのは愛媛県松山市。港町で喧嘩に明け暮れる芦原泰良をはじめとする若者の欲望と狂気を描いている。
本作は第38回ナント三大陸映画祭で銀の気球賞(準グランプリ)を受賞。また監督の真利子哲也は第69回ロカルノ国際映画祭で新進監督コンペティション部門・最優秀新進監督賞を受賞した。

lovecatのレビュー・評価・感想

ディストラクション・ベイビーズ
3

これが青春?

みんなの演技が上手くてとても惹き込まれる映画だった。
決して暴力を肯定しているわけではないけども。
そして、だから何??というストーリーと終わり方だった。これが青春??
ななちゃんの万引きも気になるし、、ドラマチックな展開は皆無ですね。
20年くらい前に、埼玉県のとある有名なアウトローの方々が主演していた映画を思い出しました。
とにかく暴力。
あの映画に比べたらこの作品の方がまだ見やすいです。
常軌を逸した物に捉えられがちですが、それはフィクションだから出来る事。
この作品、賛否あると思いますが、同じ作品という意味で言えば漫画の方がもっと残酷な物はあります。救いようのない。
私は評価はしたいです。ストーリーを抜きにすれば。
もしあるとするなら、人間の狂気は実際に存在します。物理的な暴力以外も。終始、暴力と日常が隣り合わせだということを描いています。
自分は絶対そっち側じゃないと思う。
思ってたけど、最後、発砲されても、主人公が死んでながったのがわかった時、「死ねばよかったのに…暴力続くじゃん…」と、思った自分がいました。
私の中にもナナと同じものあるんや、と思ったらこの映画の意味が少しわかった気がしました。