本格スケートアニメ「ユーリ!!! on ICE」の魅力
「ユーリ!!!onICE」は、勝生勇利(かつきゆうり)とヴィクトル・ニキフォロフを中心に、白熱したフィギュアスケート競技を描く、本格スケートアニメです。
主人公の勇利は、日本トップクラスのスケーター。リビングレジェンドと呼ばれ、スケート界を牽引し続けるロシア人スケーターのヴィクトルに、子供のころから憧れスケートに励んできました。ヴィクトルと同じ舞台に立ちたい!との思いを胸に、念願のグランプリファイナル(世界的なスケートの大会)に出場したものの、結果は惨敗。傷心のまま地元へ帰省します。自分のこれからの道に悩み、実家で過ごしていた勇利の前に、突然ヴィクトルが現れます。そしてなんと、勇利のコーチになると宣言するのです。ここから、勇利とヴィクトルの伝説が始まりました。
「ユーリ!!!onICE」の素晴らしさは、なんといってもスケートの描写の美しさです。アニメスタッフには、専属の振付師がついており、アニメとは思えない完成度の滑りが披露されます。またフィギュアスケートに必須の音楽も、アニメのために作られたものばかり。登場する世界各国のスケーターたちの魅力を、最大限に引き出す音楽になっています。細かなところまでこだわって表現されたスケートシーンに、日本のみならず世界的に人気が高いユーリ!!!onICE。フィギュアスケートファンが見ても納得の内容です。ストーリーは王道のスポ根ものに近く、だれが見ても楽しめます。ですがその中でも、勇利の繊細な心の動きであったり、ヴィクトルとの絆であったりと、たった12話ですが中身が濃い。何度も見直してしまう中毒者が続出しています。物語の最後は、昨年勇利が惨敗したグランプリファイナル。ヴィクトルと出会った勇利は、どんな成長を遂げているのでしょうか。最後までハラハラする展開で、楽しめること間違いなしです。