不能犯

不能犯

『不能犯』(ふのうはん)とは、宮月新原作、神崎裕也作画による日本の漫画作品、及びそれを原作とした実写映画作品。漫画は2013年から2020年まで連載された。実写映画は松坂桃李主演で、2018年に劇場公開されている。白石晃士が務めた。殺人依頼を受け、実証不可能な犯罪を起こす「不能犯」宇相吹正と、警察の攻防が描かれる。映画は松坂桃李以外にも、沢尻エリカや新田真剣佑など、若手実力派俳優が多数出演したことで話題となった。

dreamcatchのレビュー・評価・感想

不能犯
4

エピソードも考えさせられるものならまだよかったが、後味悪いものばかり

役者の中でも、やる気のある人と無い人がわかるような演技ですね。
やる気ない人は明らかに棒読みすぎだし、ある人はある人で熱量があるから、そのギャップがなんか白けてしまいます。
エピソードも考えさせられるものならまだよかったが、後味悪いものばかり。
うーん。イマイチ。
レンタルで鑑賞しましたが、あまりのB級ぶりに笑ってしまいました。
レンタル代と鑑賞時間、返して〜(゚∀゚)

懐かしい公衆電話や、思い込み効果を題材にしていたのは面白かったです。ドラマを見て引きこまれました。
しかし映画で、ウソブキや沢尻エリカのバックボーン…何故人殺しや刑事になったのか?描かれていれば?もっと深い内容になったのに。
そしてウソブキは人の心の闇を突くのが得意なのに、他の被害者みたいに沢尻の心の闇を狙えなかったのか?何故、沢尻も彼の弱みを見つけようとしないの?って思う。
生まれもってのサイコな変態でなければ、心の傷がなければソトブキのような人格にならないと。幽霊みたいに急に現れるので、人間の心の闇が作り出したもの、とも思えないし。
沢尻エリカが浮いているのが始終気になります。刑事役合わないし、ヘルタースケルターみたいに壊れてく側の役が合ってると。

展開早くて各ストーリーが浅いのは気になったけど、テンポ良い展開でダラダラしないのは良かったです。
あとメインテーマではないけど、 ちょっとした誤解やコミュニケーション不足が、恨みを産み出す〜と言う警告は良かったです。
にしても純粋な殺意って?少しでも後悔したら純粋じゃないって、意味不明。間宮やその同僚の奴の悪意の方が、身勝手なのに生かすのか…。
題材自体は面白いから、もう一度、別の女優の刑事×ウソブキで、改善版の続きをみたい。