タイムトラベル作品での成功例
この作品はゲームが原作でアニメにもなっています。
セリフ等の時代設定は2010年あたりになってるのに、物語の舞台となっている秋葉原やスマホなど2018年にしか見えず「ん?」と思うかもしれません。
前作「シュタインズゲート」はテレビで何度も再放送されていますし、その人気が伺えます。
主人公は偶然にもタイムマシンに似たものを作ってしまい、それによって過去に起きた物事が歪められ、その結果大切な人を失ってしまうという不幸に見舞われます。
どうにかしてそれを元に戻そうと、タイムマシンによってもたらされた過去改変を修正しようと悪戦苦闘します。そして主人公は苦悩の決断を何度も迫られ、本来起きるはずの無かった幸福を次々と無かった事にしていき、大切な人を守る事ができました。
しかしそれと同時に気付いたのです。その大切な人を救うために奔走していた中で知り合った人物、その人の事も大切になってしまっていた事に。
1人を助けるという事はもう1人を見捨てる事。主人公は苦悩します、両方は助けられないのか…と。
タイムマシンという存在を扱っている以上、やり直しが出来ます。しかし主人公は何度も何度も何度も何度も大切な人が不幸に見舞われるのを目の当たりにし疲弊しています。もしかしたら2人とも助けられたかもしれない、けどもう主人公は立ち向かえませんでした。
そうして主人公が運命に抗う事を諦めた世界でのお話です。
原作ゲームでは2人とも助かるエンディングがきちんとありますが、このゼロはそういったいくつもあるエンディングの可能性の一つです。
お勧めです。