スキマスイッチ / Sukima Switch

スキマスイッチ / Sukima Switch

スキマスイッチとは、日本の音楽ユニットである。メンバーは大橋卓弥(おおはしたくや)と常田真太郎(ときたしんたろう)。
1999年、大橋が常田に自身の曲のアレンジを依頼したことがきっかけとなり、スキマスイッチが結成された。由来は、「隙間」と「スイッチ」。
2001年に、渋谷を拠点としてライブ活動を開始した。2003年ファーストシングル『view』でメジャーデビュー。
2004年に発売された2枚目のシングル『奏(かなで)』がロングセラーとなり、ファンを増やしていった。2005年に発売した『全力少年』はオリコンシングルチャートで初登場3位を記録。代表曲となった。
2006年に発売した『ボクノート』は『映画ドラえもん のび太の恐竜2006』の主題歌となり、さらにファン層を拡大させた。2008年は、スキマスイッチとしての活動と並行する形でソロ活動もスタートさせた。
「等身大の音楽」をテーマとして曲を制作しており、基本的に作詩・作曲・編曲すべてを2人のみで行っている。

inuyamanekotaroのレビュー・評価・感想

スキマスイッチ / Sukima Switch
8

いつもとなりに

「全力少年」「奏」「ボクノート」上記の三曲のうち一曲は絶対に聞き覚えがあると思います。CMやドラマ、アニメなどのタイアップも多く、ヒット曲を生み出しているスキマスイッチですが、アルバム曲にこそ名曲が多いです。

初めて出会ったのは15年ほど前のことでしたが、今でもずっと隣で鳴っている音楽がスキマスイッチです。ちょっぴり背伸びしたり、照れくさかったり、落ち込んだり、懐かしくなったり、いろんな感情をスキマの音楽と共有してきました。
メロディアスな曲調に、音域の広い伸びやかな声、自在にイントロを奏でるピアノ。何と表現するのが適切かは分かりませんが、不思議に身体に浸透してくる音楽をくれるのが大橋卓哉、常田真太郎の二人です。二人とも愛知県出身で、なれそめ(笑)に関しては「ナユタとフカシギ」というアルバムの一曲目「双星プロローグ」を聴くと早いです。大橋さんは常田さんに良い印象を抱いていませんでしたが、常田さんの熱烈なラブコールに応えた形でスタートしたスキマスイッチ。
気になるグループ名の由来は、常田さんの住んでいた借家で話し合いをしている際に、目についたものを言っていこう、ということになり。電気の「スイッチ」隙間風が多かったので「スキマ」、「スイッチスキマ」よりも、「スキマスイッチ」だろう、ということらしいです。
ファンからの目線だと二人はとても仲が良い、というタイプではないように見えます。好きな音楽も少し違ったり、書く歌詞にそれぞれの特徴が現れたり。でも二人に漂う空気感が変わらず、良い意味で「ふつう」なので、私たちに響いてくる。変にひねっていない、恰好つけていない。けれど奇妙に体内に潜り込んでくる、そんな感覚があります。
いつでも私のとなりに流れているスキマスイッチの音楽が、これからも私の人生のとなりにあるとうれしい、そう思います。あとはPVの解説が面白いので、気になる方はぜひ「別冊スキマスイッチ」というDVDを見て下さい(笑)若いころの田中圭さんも出演されています!