サチのお寺ごはん

サチのお寺ごはん

『サチのお寺ごはん』とは、2015年2月から2023年5月にかけて『Eleganceイブ』(秋田書店)にて連載されていたグルメ漫画、およびそれを原作としたテレビドラマ作品。作画はかねもりあやみ、原案協力は久住昌之、監修を青江覚峰が担当している。
主人公の臼井幸は、27歳のOL。仕事で忙しい彼女はいつも、コンビニ弁当やインスタント食品で食事を済ませている。そんな彼女に、3人組の男が「そんなご飯で元気でるの?」と声をかけてきた。彼らは縁泉寺の料理上手な住職・源導とその仲間たちだった。後日、彼らの花見に誘われた幸は、そこで精進料理を振る舞われたことをきっかけに、食事の大切さに気がつく。
本作は『孤独のグルメ』『花のズボラ飯』などの原作を手掛けた久住昌之が「料理僧」として知られる青江覚峰のレシピ集『お寺ごはん』を漫画化したもの。2017年に谷村美月主演で連続テレビドラマ化された。

shantivegetableのレビュー・評価・感想

サチのお寺ごはん
8

精進料理が食べたくなります。

最近ご飯ものの漫画作品を読むことが多いのですが、その中でも「サチのお寺ごはん」はタイトルのとおり精進料理にスポットをあてた作品です。
自分はまだ観ていませんがテレビドラマでもやっていたみたいです。自分の名前が嫌でツイてないことばかり起こる主人公の臼井幸が、ひょんなことから近所のお寺に通い始めてお寺の住職である源導さんと、その仲間達と一緒に精進料理を作り少しづつ幸が前向きになっていくというのが話の流れです。
作品自体はご飯もの漫画ですが、お寺を題材にした話というのもあり住職の源導さんが有難いお話をしてくれます。結構私はそこが気に入っていて毎話毎話なるほど~って感じで源導さんの説法を聞いています。料理の絵も上手で結構食欲が毎回そそられますねえ。
精進料理の作り方もかなり詳しく書いてくれていて、料理の苦手な人でも比較的作りやすいと思います。それでも自分はストーリーが好きで、源導さんやその仲間達と一緒に精進料理を作って食べている幸の成長がと見ていてとても心がほっこりとしてきます。作品自体の絵も優しい感じでストレスが溜まっている時や、落ち込んでいる時に読んでも癒される作品やと思います。ご飯漫画好きの人はもちろんですが、それ以外の人にも読んでもらいたい作品です。