帝一の國 / Teiichi: Battle of Supreme High

帝一の國 / Teiichi: Battle of Supreme High

『帝一の國』とは古屋兎丸による日本の青春学園漫画である。時代は昭和を舞台としており、物語は主人公帝一が多くの政治家を輩出する超名門校、海帝高校に入学するシーンから始まる。帝一には海帝高校で生徒会長になるという野望があった。生徒会長になるために策略をめぐらし、狡猾なライバルたちと死闘を繰り広げる。主人公だけでなく、個性豊かなキャラクターたちも作品の魅力である。ただの青春漫画にとどまらず、政治漫画でもあり、コメディ漫画でもある作品。

ekinanのレビュー・評価・感想

帝一の國 / Teiichi: Battle of Supreme High
8

ばかばかしいけれど楽しい

なにげなく見始めたのですが、テンポがよく今旬の若手俳優が、全力でバカバカしい話を演じているのが、楽しくて一気に見てしまいました。菅田将暉もさることながら、完全に振り切った間宮祥太郎には笑わせてもらいました。

日本一の名門・海帝高校で生徒会長をつとめた者は、内閣入りが確約されているため、生徒会長の座をめぐって闘いが繰り広げられます。個性の強い生徒たちが(竹内涼真は唯一普通の爽やか青年)、騙し合い、罠をかけ合い、ただただ生徒会長を目指すだけのシンプルなあらすじ。
印象に残っているのが、今をときめく俳優さんのふんどし姿、ピシッと全員揃った礼、それからなぜかみんなの心を一つにしたマイムマイム、採点のシーンも大笑いしました。
ただのコメディかと言えば、そうでもなく、それぞれのキャラが掘り下げられており、ちょっとうるっとするシーンもあります。ラストは意外でした。どんでん返しが何度かあって、まさかの着地点に、「ほー」と思いました。主人公の帝一らしいと言えば帝一らしいですね。

何も考えず、笑ってみることが出来ました。ちょっと元気のない人は。この映画を観てみることをお勧めします。老若男女楽しめますよ。