エスコンとして次の段階へ進んだ新作
私の中でエスコンといえば『5』。
他にも多くのナンバリングタイトルをプレイしましたが、これを超えるものはありませんでした。
そんな『5』を今作は超えてくれるのではないかと期待して『7』をプレイしましたが、予想をはるかに上回る面白さでした。
ゲームとして新たな1ページを刻んだVRモード。これまでの視点ほぼ固定のプレイングから大きく変わり首を回して敵を確認するスタイルはエスコンというより、CS機のフライトゲームの可能性を引き上げてくれました。
そして本編ストーリー。担当されている方からして不安はあまりなかったのですが、予想通りとても良かったです。新要素の雲や天候を生かしたステージや恒例のトンネル。
そして昔を思い出させるようにところどころにちりばめられた『5』要素に感動しました。
また、進化したグラフィックも見どころです。
先ほど挙げた新要素である雲は単なる画像ではなく、突入すればガラスには水滴がつき視界が大幅に悪くなります。
ミサイルの煙や爆発も着実に前作よりもクオリティがアップしており、これまで以上に自分が戦場の空を飛んでいるかのような気持ちにさせてくれます。
リアルなフライトシミュにはない、熱いストーリーと空との一体感。
今作はそんなエスコンがVRやグラフィックという強力な武器を携えて戻ってきたなと確信できるものです。