ジブリのサントラだけじゃない
ジブリの音楽といえば久石穣。心の琴線に触れるメロディーは、映画の各場面が彼の音楽でさらに印象深いものになるような気がします。私はジブリの映画を全て観ているわけではありませんが、彼の音楽は、音楽だけでも十分楽しめる力があります。よく、原作を読んでから映画を観るか、映画を見てから原作を読むかと言いますが、彼の音楽はこれに当てはまるような気がします。まず音楽でイメージを膨らませて映画を観るもよし。もちろん逆もよし。
2017年パリで行われた「久石譲 in パリ」では、各映画の印象的な場面を流しながらオーケストラの演奏が楽しめるというものでした。指揮は久石譲自身、彼のピアノの演奏もありました。作曲はもちろん、演奏や指揮までこなす才能。その才能はジブリだけではなく、様々なサントラを手がけているこことでもよくわかります。代表的なものは北野武監督の映画。他にもたくさんのサントラを手がけていますが、実は韓国ドラマのサントラも手がけています。実はこのサントラが一番好きなのですが。ペ・ヨンジュン主演の「太王四神記」。韓流か、ヨン様主演の奥様向けドラマかと侮るなかれ。第1話のオープニングでテーマ曲が流れた瞬間「これ!」と感じました。当時、久石穣ということは全く知りませんでした。久石穣に興味もなかった頃です。でもテーマ曲が心にドーン!ときてしまって。即タワレコでサントラを購入。Vol.1とVol.2という大ボリューム。ドラマを観ながらのCDで音楽チェックだったので、ドラマのストーリーとキャラクターが彼の音楽にドハマリ。主なキャラクターのテーマ曲があり、映像で確認しながら聴くのもいいと思います。ジブリ以外にもこのように意外なサントラを手がけていたりします。ぜひ先入観なしで聞いてみてください。