GODZILLA 決戦機動増殖都市

GODZILLA 決戦機動増殖都市

『GODZILLA 決戦機動増殖都市(アニゴジ)』とは、2018年公開の日本のアニメーション映画である。監督は静野孔文と瀬下寛之。 通称アニゴジと言われている3Ⅾアニメーション作品であり、全三部作で構成されている。
ゴジラが出現したことで、人類は滅亡の危機に見舞われていた。主人公のハルオは、生き残った仲間やフツアと呼ばれる民族たちと協力し、再びゴジラに挑むのだった。
見所はフツアの民族との交流や、ナノメタルという大きな希望とそれに伴う犠牲に苦悩するハルオの心の葛藤である。

Matsui_2ndのレビュー・評価・感想

GODZILLA 決戦機動増殖都市
4

タイトルなし

2018年5月公開のゴジラシリーズのアニメ映画化作品3部作の第2弾です。
前作でゴジラの亜種を倒したハルオ達はゴジラ本体に叩きのめされ、フツアと呼ばれる原住民に救われますが、彼らが使っていた狩猟道具がかつての対ゴジラ兵器「メカゴジラ」を形成する金属「ナノメタル」だったことが判り…。

前作のラストでゴジラシリーズにおける人気のライバル怪獣メカゴジラの登場を煽り、期待したら驚くべきことにメカゴジラは破壊された後2万年の間に全身を構成する生きた金属・ナノメタルが増殖を繰り返し(辛うじて頭部だけは残っていますが)その姿は巨大な都市を形成する「メカゴジラシティ」となっているという驚愕のオチとなっていて流石にファンから賛否両論が巻き起こりました(ちなみに私もメカゴジラ何処だよ!と否定はです笑)。
ストーリーはこのナノメタルをきっかけにハルオ達地球人と共闘していた異星人種族ビルサルドとの間に決裂が起きていくのを描いていきます。
とはいえ、メカゴジラの登場を期待していたファンには納得(私もそう)できないものがあり、ゴジラ・アースも本作以降は1作目ほどの存在感がなく舞台装置のような扱いになっていたりと怪獣の活躍を期待すると肩透かしをくらう結果になりました。
アニメ版ゴジラは怪獣映画ではなく人間ドラマを見るものと言えばそれまでですが、ゴジラ映画で期待される要素が正に登場怪獣の描写だというのにそれはどうなんだろう?と思いました。