プリデスティネーション

プリデスティネーション

『プリデスティネーション』(原題:Predestination)とは、2014年に公開されたオーストラリアのSF映画。原作は ロバート・A・ハインラインによる短編小説『輪廻の蛇』である。日本では2015年2月に公開された。
時間と場所を自由自在に移動できる政府のエージェントが、タイムトラベルを繰り返しながら連続爆弾魔を追う姿が描かれる。最後には衝撃的な事実が明らかとなり、観客の度肝を抜いた。
監督はピーター&マイケル・スピエリッグ兄弟、主演はイーサン・ホークが務めた。

bc201のレビュー・評価・感想

プリデスティネーション
9

最後まで見てほしい

初めはつまらない映画だと思った。
男がバーテンと話をしてて、「あれ、自分はSFの映画を見に来たはずなのに何でこんな男の身の上話を聞かされる映画を見ているんだ」と思った。
しかし男の話を聞いてい行くうちに話に引き込まれた。彼は男性ではあるが実は女性だった。
最初は女性として生まれその後順風満帆とはいかないが自分の夢をかなえるために努力をして生きていた。
そこにある男と出会いその男と恋人になった。
それが悲劇の始まりであった。
その男と出会い妊娠し子供を産むことに。
そうなった時男はいなくなった。
そして赤ん坊を産んだのは良いものの赤ん坊は盗まれ彼女は出産のとき男性器があることが判明し女性としてではなく男性として生きていくことにした。
ここまではまだ奇妙な話の部類である。
しかしここから先SF要素が入るのであった。
バーテンは実は彼女(現在は彼)の過去を全部知っていた。
そしてある目的のため彼に話をかけていたのであった。
その目的とは彼女を妊娠させた男を殺すため時間をさかのぼり来たのだという。
ここから先はネタバレになるので言いませんがとにかくラストは鳥肌が立ちました。
何気ないワンシーンが実は重要でそして最後にすべてがつながるところはまるでウロボロスの輪のような輪廻というより逃れられないものだと感じました。