KYOKO

KYOKO

『KYOKO』とは、2000年7月18日に公開された日米合作の映画作品である。ハリウッドの巨匠であるロジャー・コーマンが製作総指揮をとり、『ラッフルズ・ホテル』の村上龍が監督を務めた。主演は高岡早紀。
幼い頃に両親を亡くし、親戚に養育された日本人の少女・キョウコ。キョウコは8歳の夏にGI(Gender Identity=性同一性)のホセに出会う。キョウコと彼女のダンスの師が繰り広げる愛と感動のロードムービーとなっている。

kagayake_mizuhoのレビュー・評価・感想

KYOKO
8

キューバの伝統的なダンスを踊る高岡早紀がキュート!

幼い頃に両親を亡くしたKYOKOは、不幸ではないがどこか空虚な気持ちを抱きながら生きていた。米軍基地の近くに住んでいた彼女は、いつからかキューバ人の駐留軍人のホセに公園でダンスを教えてもらうようになる。キューバの伝統的な踊りである、ルンバ、マンボ、チャチャチャなど。KYOKOはその不思議な踊りに夢中になり、心の隙間が満たされていくようだった。ホセが帰国する時、彼女は風鈴をプレゼントし、ホセからはダンスシューズと彼のNYの住所をもらう。大人になった彼女はお金を貯め、ホセに会うためにNYへ行くが、やっとのことで会えたホセはなんとエイズに侵され余命わずかだった。記憶障害もありKYOKOのことは全く覚えていないが昔の記憶は鮮明で、故郷マイアミに帰り家族に会いたいと願う彼の願いを叶えるかめに車でNYからマイアミに向かってホセを乗せて出発したKYOKO。しかしマイアミに着く直前でホセは息絶えてしまうのだった。悲しみにくれる彼女だが、彼の家族からお礼を言われ、ダンスが好きならキューバに行きなさいと言われるがまま、ホセの生まれ故郷のキューバへと旅するのであった。
物語のいたるところにちりばめられているキューバのダンスや音楽が何よりも見どころ。キューバ好きにはたまりません。