ヴェノム / Venom

『Venom(ヴェノム)』とは2018年、マーベル・コミックのヴィランであったキャラクターをメインとして作られたルーベン・フライシャーが監督のスーパーヒーロー映画である。公開され3日で世界興行収入2億ドルを突破した。1987年に初めて登場し、それからはスパイダーマンと対峙するキャラクターとしてコミックで描かれているが、映画ではダークヒーローとして悪の人間と戦うという物語になっている。ヴェノムというのは地球外生命体である”シンビオート”の「ヴェノム」が主人公である「エディ・ブロック」に寄生してできたキャラクターであり一人称は「We(俺たち)」である。地球上であれば最強になれるというヴェノムに対し正義感の強いエディは”いい人間は傷つけてはいけない”と教え、二人で悪い人間に立ち向かう。ヴェノムと主人公の絶妙なコンビネーションによって成されるスリリングなアクションシーンだけでなく、二人の掛け合いによるコメディー的な要素も含まれている作品。

ks20mn17gのレビュー・評価・感想

ヴェノム / Venom
9

宇宙からの侵略者

主演は、筋肉ムキムキのイケメンことトム・ハーディ。
宇宙からの侵略者に体を乗っ取られて、やりたい放題人間食べたりするんですけど、だんだんわかりあって一緒にほかの侵略者である『シンビオート』と戦いを繰り広げていく。
テンポよくすごく面白いです。ただ、中盤までの寄生までのくだりはすこしぐだっていた気がします。
主人公は自分を抑えられないやつで、大物に余計な事言って仕事も恋人も失って踏んだり蹴ったりです(しかも、彼女は別れて速攻別の男と付き合いだすし)。ヴェノムは初めはただの悪い奴かと思ったら結構いいやつで『似たもの同士だから~』って理由で協力してくれたり、それはダメだって言ったらちゃんと言いつけ守ったりすごくかわいいです(笑)。
まぁダラダラした前半ですが、そのフラストレーションを吹き飛ばしてくれるくらいヴェノムへの変身シーンはむちゃくちゃかっこいいです。そのすぐにあるカーチェイスシーンも見やすく、すごくドキドキするんですけど、曲がり角などでヴェノムの黒い物質を体から出して方向転換するシーンはかっこいいです。
あんまり期待せずに見に行ったんですけど、大満足です。ぜひ次作があったら見たいです。